
自生地からいなくなってしまったムジナモを復活させるためには、
どんなことから始めていけばいいのでしょうか…?
本当にムジナモが生育できる環境に戻すことができるのでしょうか。
どうやら長い道のりになりそうです。いっしょに考えてみましょう。
2009年、天然記念物指定 50周年(2016年)を前に、羽生市教育委員会はムジナモが生育できる自生地の復活を目指し「宝蔵寺沼 ムジナモ自生地緊急調査」を5か年計画でスタートさせました。埼玉大学が中心となって調査を進めました。
緊急調査開始当初、自生地の水路には、どんな生き物がいたのでしょう。カードをクリックしてみましょう。生き物たちは、自生地でお互いどのように関わりながら生きているのでしょうか? それぞれの特ちょうは? 生き物カードを見ながら、一緒に探っていきましょう。
調査開始時の自生地は、伝統的な土あげ作業「サデカキ」によって底泥がとりのぞかれて、水深が維持された水路と、「ヨシ」や「マコモ」が茂って陸地になった水路が混ざっていました。サデカキは羽生市が地元の農家組合の方々に依頼して続けられていました。
しかし、多くの水路では大量のウシガエルの幼生(大型のオタマジャクシ)が泳いでいて、水中の植物がほとんど見られない状況になっていました…。
また、大型のコイが自由に泳いでいて、ムジナモが食べられてしまう心配もありました。
そして、一部の水路には、イヌタヌキモが生育していることがわかりました。
はじめは、オタマジャクシや大型魚に食べられないように、ムジナモをネットに囲まれたフロートで他の水生植物といっしょに育てることにしました。ムジナモはどうなったでしょうか?